今回はワークライフバランスについて、永遠のテーマを取り扱いたい。
「激務で高給」と「まったりで薄給」のどちらが良いか、という件だ。
私はどちらも間違っていると思う。
最終的に決めるのは自分自身が大前提だが、私なりの考えを述べていきたい。
それぞれの働き方からワークライフバランスを考える。
「激務で高給」という働き方
一般的な「激務で高給」イメージ
「激務で高給」という働き方を簡単に説明すると、「プライベートが犠牲になろうとも、とにかく一生懸命働いてたくさん稼ぐ」というイメージだ。
残業もたくさんして、会社の評価は高くなり、それに伴う社会的地位も相対的に高くなる可能性が高いだろう。
個人的には残業すること自体が良いとは思っていないが、わかりやすいように極端に表現した。
昔はこの考え方が主流であったらしい。
今の時代にはそぐわないが、男はとにかく働いて稼いで・・・というやつだ。
私自身の現状の働き方
私自身は現状この働き方に近い。
希望してこちら側を選んでいるわけではなく、不可抗力だ。
「忙し過ぎてブラックと言われてもおかしくないような部署でバリバリ働きたいです!」なんて間違っても一度たりとも言ったことはない。
流れ流され、気付いたら運悪く今の部署に辿り着いてしまっていただけだ。
とある事業の中心の部署なので、ある程度の結果を出せば、それなりに出世はするだろう。
会社役員に名を連ねている人が多いのは事実だ。
日々、引くほどの仕事量をこなしているので、実力が付くスピードも早いはずだ。
また、窮地に立たされた経験からも学びはあった。(ネガティブな感情がセットだが、それは置いておく。)
「激務で高給」のメリット
激務は、個人として成長しやすい環境だと言える。
私自身の経験を踏まえても、それは間違いないだろう。
とにかく仕事量が多いので、日々が戦いだ。
定型業務が少なく、頭もフル回転させねばならない。
短期間で密度が高く、良くも悪くも多くの経験をするため、能力は上がりやすい。
また必然的に残業が増えるため、残業代によって給料も上がったように見える。
これが私が思う激務高給という働き方のメリットだ。
「激務で高給」のデメリット①
もちろん良いことばかりではない。
一歩間違えれば非常に危険な諸刃の剣だ。
最も心配なのは健康面だ。
激務はシンプルに休息時間が短い。
当たり前だが、体力的に相当キツい。
「スポーツをやっていたから」「まだ若いから」
これらを過信してはいけない。
気付かぬうちに心身は疲労を蓄積している。
このような激務を長く続けられる人はどこかが変な人だと思う。
例えば次のような人だ。
・誰かを罵ったり、全て責任転嫁して他人を酷い目に合わせても全く心が痛まないような人
・どれだけ怒られても全く気にせずマイペースでいける鋼のメンタル(あるいは圧倒的な鈍感力)を持つ人
ごく稀に本当に優秀な向上心の塊のような人もいる。
だが、心身を壊すリスクは常に抱えている。
感覚的には、普通のマトモな人ほど、早く辞めたり希望して異動したりする。
「激務で高給」のデメリット②
また、激務にはもう一つ大きなデメリットがある。
それは仕事以外のプライベート時間が犠牲になることだ。
勤務時間が増えると、自分の趣味の時間や、家族との時間が減ってしまう。
長期の出張にでもなれば、さらに家族に負担をかけることになってしまう。
多くの人にとっては無視できないレベルの大きな悩みとなる。
仕事が人生の中心にある人間以外には、正直かなりキツい。
”ワークライフバランス”ではなく、もはや”ワークワークバランス”だ。
「まったり薄給」という働き方
次はまったり薄給という働き方についてだ。
これは「ほどほどに仕事をこなし、毎日定時に帰宅する。給料は控えめ」というイメージだ。
「まったり薄給」のメリット
最も大きいメリットは、プライベートの充実だ。
自由な時間が多く取れるので、趣味も捗る。
家族との時間も有意義に過ごせるだろう。
さらに、無理な勤務が無いので、心身を健全に保つことができる。
最近流行りのサステナブル(持続可能)な働き方と言えるだろう。
「まったり薄給」のデメリット
デメリットは「まったり薄給」と言っているように、薄給であることだ。
メリットで述べたように、自由時間は確保されている。
しかし、お金が無ければできることは限られてくる。
お金が掛かる趣味をガッツリ楽しむのは難しい。
また、スキル面では、仕事量が少ないため、実力が身につくスピードが遅い。
効率良く仕事すれば、量もこなせると思う人もいるだろうが、それは半分正解で半分間違っている。
効率良く仕事を出来るようになるためには、ある程度の仕事量をこなす必要がある。
最初から効率良くできる人は稀だ。
また、効率良く仕事が出来たとしても、同じような高効率で2倍の時間働いている人にはまず勝てないだろう。
どちらを選ぶべき?判断基準とは。
では、「激務高給」と「まったり薄給」のどちらを選ぶべきかという話をしたい。
体力と向上心がバケモノの人
体力に自信があり、とにかく実力を付けたい人は、激務高給を選ぶべきだ。
迷う余地は無い。
体力に自信がないが、向上心がある人
体力が無くとも、向上心があるという人は、まずは激務高給を選ぶべきだろう。
もちろんキツいだろうが、せっかくの向上心を活かすためには良い選択だ。
どうしてもキツければ、経験を活かして転職が可能だろう。
初めからまったりな職場に行ってしまうと、自分はもっとやれるのに…と考えて、精神的にむしろしんどくなる可能性が高い。
ただ楽に生きられれば良い人
ただ楽に行きたい人は、まったりな職場を選べば良い。
わざわざ厳しい環境に行くこともない。
迷う必要はない。
もしあなたが迷ったのなら、それは向上心が眠っている証拠だ。
自分自身を見つめ直してみると良い。
多くの人に適用可能な汎用性の高い方法
判断基準を前述したが、やはり迷ってしまう人は、まずは激務な方に行ってみよう。
それが合わなければ、まったり職場に転職すれば良い。
なぜなら、まったり職場から激務職場に転職するのはハードルが高いからだ。
楽な方に慣れてしまうと、厳しい方に持っていくのは誰だって難しい。
最初から厳しい職場に行くよりも大変に違いない。
いずれにしても、若くて元気なうちに激務を経験しておくのも、その後の人生において悪くはないだろう。
結局どうすれば良いのか
今回は「激務で高給」「まったりで薄給」という両極端な例で持論を展開した。
だが、実際には中間のちょうど良い塩梅が存在する。
その心地良いバランスを見つけるのが理想と言えるだろう。
しかし、そんな都合の良い匙加減は実際に働いてみないと分からない。
だから、まずは厳しい方に行ってみるのが良いという話だ。
ただし、注意点が1つだけある。
流されて無理をし過ぎてはいけない。
そして、どんな時も忘れてはいけない。
自分は1人しかいないのだ。
これは他人事ではない。
私自身もまさに決断を迫られているところだ。



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